平素より、公益社団法人倉敷環境検査センターへの格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。本法人は、昭和55年2月6日、社団法人倉敷環境検査センターとして設立・登記し、以来44年にわたり浄化槽検査事業等を行う検査機関として、浄化槽の普及促進及び地域の公衆衛生の確保と水環境の保全に貢献してまいりました。また、平成25年4月1日に公益社団法人に移行し、その公的責務は更に増すこととなりました。これもひとえに、関係各位のご尽力の賜物と深く感謝申し上げる次第であります。
さて、本法人の検査業務実施区域としましては、岡山県倉敷市(児島地区を除く。)、総社市、浅口市、早島町、里庄町、矢掛町と岡山市灘崎町の4市3町です。この地区には、閉鎖性水域の瀬戸内海や、一級河川の高梁川をはじめ、小田川、倉敷川、里見川などの河川があり、豊かな水環境に囲まれた地域であるといえます。この、豊かな水環境を保全し、後世に残していくために「水の好循環で人、街、自然に豊かな潤いを!!」をキャッチフレーズに浄化槽検査事業等を通して、岡山県の浄化槽維持管理体制、特に浄化槽法第11条検査の高実施率を維持してまいりました。
ところで、水質汚濁の大きな要因が生活排水であることは、我々県民一人ひとりの責任でもあります。公共下水道が整備されていない地域におきましては、家庭の排水は浄化槽を通じて適正に水処理をすることにより、自然に与える汚濁負荷を削減し、水質改善につなげることができます。私たち公益社団法人倉敷環境検査センターは、県知事指定の浄化槽検査機関としまして、本法人の専門的知識と技術を活かし、会員・職員一丸となって、豊かな水環境の保全と快適な生活環境の向上に寄与してまいります。
引き続き、皆様方の変わらぬご指導、ご協力をお願い申し上げます。
令和6年9月
公益社団法人 倉敷環境検査センター
会長 山田 英基
本法人は、浄化槽の水質に関する検査及び岡山県・岡山市・倉敷市浄化槽水質管理実施要綱に基づく検査、並びに倉敷市受託事業の浄化槽完了確認検査及び浄化槽設置者(管理者)講習会の実施等により、浄化槽によるし尿等の適正な処理を図り、もって公共用水域の水質保全等県民の生活環境の保全及び公衆衛生の向上に寄与することを目的とする。